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博多祇園山笠とは?2017年日程とおすすめの見物場所と注意点は?

投稿日:2017年6月9日 更新日:

博多の7月の風物詩の一つとして博多祇園山笠があります。

ここでは、2週間続く山笠の楽しみ方やおすすめスポット等をご紹介します。

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博多祇園山笠とは?

「博多祇園山笠」は760余年もの伝統がある、福岡市博多区で7月に行われる祭で、博多の櫛田神社に祀られている祗園宮に対して奉納される神事の一つです。

また、国の重要無形民俗文化財に指定されており、「博多どんたく」と共に博多を代表する祭りです。

福岡市民からは「山笠」(やまかさ)と呼ばれ、山笠を単に「やま」と称されています。

山笠の掛け声である「おっしょい」は1996年に日本の音風景100選にも選ばれています。

また、2016年12月1日に博多祇園山笠などの「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されています。

他県の方からの観光客の方からは福岡市が主催している祭りと誤解されることも多いですが山笠は櫛田神社の氏子たちが行う奉納行事の一つで、地域の住民達が伝統的に引き継いできた町内行事です。

博多市周辺を山笠を担いで回ることを山笠を「舁く(かく)」と言い、担ぐ人を「舁き手(かきて)」と呼ばれています。

今では山笠は7つのグループに分かれており、千代流・恵比須流・土居流・大黒流 ・東流・中洲流・西流の七流となっています。

博多祇園山笠の日程は?

博多祇園山笠は7月1日~15日の間行われます。

◆1日から9日までの間はいわゆる「静の期間」で、山笠が走ることはありません。

博多部を中心に合計14の「飾り山」が公開されます。

飾り山は前と後のデザインが全くことなり、毎年変わります。

また、前の事を「おもて」と呼び、後ろ事を「みおくり」と独特の呼び方があります。

ちなみに2017年の三番山笠の千代流の飾り山笠は表は「徳川四天王」で見送りは「がんばろう熊本」が題材になっています。

見送りの飾り山には、復興の意味を込めて熊本のゆかりがある熊本城、清正公、阿蘇神社 蛍丸伝説、宮本武蔵、そしてくまモンまでも飾られています。

この見所は大きなくまモンが1体のほかにあと小さなくまモンが7体色々なところに隠れています。

お子さまと一緒にくまモンを探すのも飾り山の楽しみにもなっています。

この千代流の飾り山笠は地下鉄千代県庁口駅を降りてすぐの西部ガス本社ビル前に建てられています

「飾り山」周辺の繁華街や商店街には出店なども並び、街がお祭りムードに変わっていきます。

この期間は限定サービスを行っているお店も多いの壮大で絢爛豪華な飾り山を見物しながら博多の街を見物されることをおすすめします。

◆7月10日からは博多祇園山笠は「静の期間」から「動の期間」へ変わります。

そして、いよいよ舁山(かきやま)が走り出します。

①7月10日「流舁き(ながれがき)」

この日の舁山は、各流区域のあちこちを舁き回ります。

山舁き初日と言うこともあって、男衆の気合いは十分で山笠の走るスピードも速くなります。

また、この疾走する舁き山に近づきすぎると流の交通係から道を空けるように注意されます。

流舁では道幅の狭い博多の下町を舁き山が駆け抜けますので、舁き手との衝突などがありとても危険です。

交通係の指示に従って、走っている山笠には近付かないように見物しましょう。

舁山が接近する場合、必ず「先走り」と呼ばれる子供達や監督者が「招き板や招き旗」を持って舁山より先にやって来ますのでそれを目印にしてください。

また舁山が走るとき、その沿道からは「勢い水(きおいみず)」と呼ばれる水がふり撒かれます。

これをする理由は、舁き手たちに気合いを入れると同時に真夏の日中で走り回る舁き手たちと山笠本体の熱気を冷ますためのものです。

②-1, 7月11日「朝山」

朝山は、その名の通り11日午前5時から午前6時にかけて各流で行う行事で、各流それぞれ流域を早朝から舁いて回ります。

朝山は別名「祝儀山」とも呼ばれており、この日だけは功績のあった年寄りを招いてもてなしたり、子供達が山に台上がり出来る唯一の日であったりと特別な行事です。

②-2, 7月11日「他流舁き」

「他流舁き」は自分の流域外に出て他の流の流域に舁き入れます。

これは、お互いに敬意を表す「陣中見舞い」のような意味合いが込められた行事で、色々な他の流の舁き山を見ることが出来る唯一の機会です。

「陣中見舞い」の披露の意味合いから、公共施設等に舁き入れる事が多いのもこの行事の特徴です。

例えば東流はJR博多駅に入ったり、千代流は福岡高校や福岡県庁に舁き入れたりします。

③7月12日「追山ならし」

この日は15日の「追い山」に向けた予行演習の日です。

予行演習といっても時間とコース距離が若干短い以外は何もかも本番同様です。

山の男達は他の流よりも1秒でも早く駆け抜けようと本気で山笠を舁きます。

櫛田入りを控えた舁き手たちの表情は真剣そのものです。

また、「櫛田入り」の舁き手を選抜する「棒競り(ぼうぜり)」も見物です。

櫛田入りの1時間以上前に行われ、希望する舁き手たちが流の実力者の前に整列して真剣な表情をアピールします。

櫛田入りの舁き手に選ばれることは大変な名誉のため多くの舁き手が殺到します。

追い山ならしの日なら清道の外側からでもある程度清道の中が覗ける上、場内放送で櫛田入りの迫力ある音声が実況中継されていますので櫛田入りの雰囲気は十分に堪能できます。

④7月13日「集団山見せ」

舁き山が博多部を超えて福岡中心部に渡る唯一の日が13日の「集団山見せ」です。

その名の通り7つの流すべての舁き山が一堂に福岡市役所前の桟敷席を目指します。

毎年7月13日の午後3時半から始まる集団山見せは、日中ということもあってコースである明治通りには多くの見物人が集まります。

集団山見せ1番山笠出発の合図に、太鼓と打ち上げ花火が鳴り集団山見せの始まりを知らせます。

この日は一番山笠の待機場所である呉服町交差点付近は多くの人で賑わい移動することもも困難です。

福岡市中心部の幹線道路「明治通り」を、呉服町交差点から福岡市役所に向かって次々とスタートするのですが、道幅の広いせいもあってどのスポットからも山笠の勇姿を楽しむことができます。

その中でも、西大橋には毎年報道関係者やアマチュアカメラマンなどによる脚立が数多く集まります。

それだけいい写真が撮れる場所なのですが、見物するための場所を確保することは脚立に邪魔されてなかなか困難です。

ゴールである市役所前に到着すると、舁山は桟敷席に正対して博多の手締めがおこなわれ博多部へと戻ります。

⑤7月14日「流舁き」

フィナーレの追い山のスタートを控えた12時間前、今年最後の「流舁き」が行われます。

ホームグラウンドである自分たちの流域を走るのもこの日が最後となります。

千代流と東流を除く五つの流が夕方に行います。

また、この日の流舁きは追い山を間近に控えた最後の調整日としての意味合いがあります。

この流舁きで最終調整を行い男衆は10時間後の追い山に備えます。

流舁きが終えてから追い山が始まる時間まで、博多は得も言えぬ緊張感と高揚感による「嵐の前の静けさ」ならぬ「祭の前の静けさ」に包み込まれます。

⑥7月15日「追い山」

博多祇園山笠のクライマックス「追い山」は午前4時59分、一番山笠が櫛田入り奉納を皮切りに、合計8つの山笠が次々に櫛田入りを行いまだ薄暗い博多の街へと駆けだしていきます。

今年の見所は、「走る飾り山笠」とも言われる八番山笠上川端通の見送り表題として「スター・ウォーズ山笠」が登場です!!

洋画を題材とした山笠の制作は初の試みです。

デザインは、C-3POとR2-D2やBB-8、ドロイドはもちろん、真っ赤な炎の中のカイロ・レン、そしてフォースを覚醒させたヒロイン「レイ」がにカイロ・レンに挑む様な姿が描かれています。

スターウォーズファンは必見です!!

櫛田神社前の「土居通り」は見所の多い大本命のスポットですが、2週間続いたファイナルイベントを見たい人達の場所取りで尋常でない混雑をします。

メインイベントの「櫛田入り」は、「清道」の中で見物することは残念ながら事前に桟敷券を入手しなければほぼ不可能です。

清道の外側からでもある程度清道の中が覗けますが、追い山の日は「追い山ならし」の日よりもさらに混雑しますので、身動きがとれない可能性が高いです。

場内アナウンスが午前4時59分までの残り時間を刻一刻と伝える中、残り1分の放送が流れると超満員の場内は緊張に溢れて静かになっていきます。

午前4時59分、男衆の鬨の声があがり今年の山笠の最後のイベントが始まります。

太鼓の音と「オイサ!」の掛け声と共に、見物客の拍手の中一番山が清道内に駆け込んでいきます。

清道旗を一周したところで山を据え、一番山だけが歌える博多祝いめでたを唱和。

桟敷席の見物客も共に唱和するので、櫛田神社周辺が一体化する感覚を味わえます。

祝いめでたを唱和し終わった一番山は、すぐに舁き出して清道から博多の町へ飛び出していきます。

一番山以降は5分おきに櫛田入りを披露し、櫛田入り後に発表される櫛田入りタイムに見物客は歓声を上げます。

七番山が櫛田入りを披露した後は、今年櫛田入りとなる八番山「上川端通」の登場です。

高さ10メートルはある「走る飾り山」が、その豪華絢爛な飾りを揺らしながら見事な櫛田入りを披露します。

途中、飾りの人形から迫力あるスモークが噴き出し、その力強い走りを驚きと華やかさを演出します。

狭い旧西町筋から昭和通りを超えたら、いよいよゴールである須崎の「廻り止め」が近付いてきます。

ここでの見所はなんと言っても舁き手たちの最後の力を振り絞った「ラストスパート」でしょう。

最後の角を曲がって廻り止めが見えると、いっせいに男たちが後押しにつき、舁き山にラストスパートがかかります。

このとき、「オイサッ!」のかけ声はひときわ大きく、山足は早くなり舁き山は加速します。

舁き山が廻り止めを通過した後、廻り止めの横で営業している老舗の和菓子屋である石村萬盛堂さんの2階の窓から通過した流の全コースタイムが発表され観客から歓声と拍手が上がります。

無事に追い山全コースを走り終えて山小屋に帰ってきた舁き山はすぐに取り壊されます。

「山崩し」と言われる山笠の取り壊し作業は、まず飾り付けや人形を取り外すところから始まります。

飾りが全て撤去されたら、流総務が飾りのない山笠台に上がり、舁き手たちが山笠台を前後に揺らしながら、期間中最後の「祝いめでた」を全員で歌います。

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博多祇園山笠の見物場所と注意するポイント

☑1日から9日の期間中でのポイント

飾り山が一番きれいに見える距離は、飾り山の高さと同じ距離(約10m)と言われています。

また「飾り山」の公開中は、山小屋の壁や飾り山の前に標題について解説した立て板が掲げられています。

飾り山見るだけでなく解説を読んで標題を深く味わうのも飾り山の楽しみの一つでもあります。

☑7/10「流舁き(ながれがき)」でのポイント

「勢い水」は山笠の通過中ほぼ切れ目なく飛び交います。

その為、見物される方は水に濡れることに注意してください。

撮影に夢中になってデジタルカメラや携帯電話が水濡れして壊れてしまっては台無しです。

舁山見物の裏知識として、水槽がある場所は舁山が通過することを意味しており、その周囲の道路が濡れていなければそこにはまだ舁山は来ていないということになりますので、その近くで待機するのも舁き山を見逃さない方法です。

☑7月12日「追山ならし」でのポイント

7つの舁山と走る飾り山「上川端通」が一同に並ぶ冷泉公園から櫛田神社にかけての「土居通り」は櫛田入り前の緊張感が伝わるもっともおすすめの見物スポットです。

また、メインイベントの「櫛田入り」は、残念ながら事前に桟敷券を入手しなければ「清道」の中で見物することはほぼ不可能です。

この「桟敷券」は、毎年6月26日に発売されれ、追い山の桟敷席券は発売からわずか15分で完売する人気ぶりなので徹夜をして待つ人もいるくらいです。

ただ、追い山ならしの桟敷席券なら曜日周りにも左右されますが6月26日早朝に並んでも入手しやすい傾向があります。

櫛田神社付近は見所の多い「大本命」のスポットですが、それゆえに尋常でない混雑をします。

自動販売機で飲み物を買うことも困難なほどの混雑ぶりですので、事前にトイレを済ませたりペットボトル等のお茶を準備しておくことをおすすめします。

☑7月13日「集団山見せ」

毎年7月13日の午後3時半から始まりますので、沿道は開始の1時間~30分前より前に現場に到着するようにすればよい場所で見ることができます。

ここ近年、隠れ人気になってきているのが集団山見せが終わった後の櫛田神社。

なぜなら、復路のゴールに到達した大黒流、恵比須流、土居流、西流の4流が、帰る前に櫛田神社に立ち寄って「櫛田入り」を行うからです。

桟敷席はもちろん無料で入れるため、4つの流の櫛田入りを好きな席で見物することができるチャンスです。

最近では早めに集団山みせの見物を終えて櫛田神社に移動し、櫛田入りを行うのを待っている人達もいるようです。

☑7月15日「追い山」

7つの舁き山と走る飾り山「上川端通」が一同に並ぶ冷泉公園から櫛田神社にかけての「土居通り」は、櫛田入り前の緊張感が伝わるもっともおすすめの見物スポットです。

櫛田入りの迫力ある雰囲気を肌で味わいたい人が詰めかけるため、櫛田神社の前は大人気スポットです。

もし運良く桟敷席券を手に入れることができたら、迫力たっぷりの「櫛田入り」を生で見物することができます。

座席は早い者勝ちなので、14日のお昼から桟敷席への入場を待っている人もいます。

午前2時に桟敷席への入場が始まり、桟敷席はすぐに満員に。

「山崩し」と言われる山笠の取り壊し作業で、西流だけ唯一舁き手達が舁き山に登って人形を壊して取り合う「山崩し」を行っています。

人形や飾りを持ち帰ると1年無病息災であるとも言われているため、この光景をみるために西流の山小屋前には多くの見物客が集まります。

◎桟敷席(さじきせき)とは?

櫛田神社の境内周囲に作られる、いわば櫛田入りの「アリーナ席」です。

毎年6月中旬から櫛田神社内に資材が運び込まれ、清道を取り囲むように建設されます。

毎年6月26日の櫛田神社で桟敷席のチケット販売が実施されます。

販売されるのは、7月12日の「追い山ならし」の桟敷席300枚と、7月15日に行われる「追い山」の桟敷席300枚、合計600枚の桟敷券。

櫛田神社でしか購入できないため、桟敷券の入手は非常に困難であり「プラチナチケット」扱いになっています。

桟敷席券価格は、追い山ならしの桟敷席券は1枚3000円(1人2枚まで)、追い山の桟敷席券は1枚6000円(1人1枚限り)。

2017年は博多祇園山笠「追い山」桟敷券15分で完売しました(毎日新聞より)

2018年にチケットを手に入れたい方は事前準備をしっかりした上で購入に挑みましょう。

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まとめ

山笠が終わる15日の博多の町は、早朝に舁山と数千人の男達が街を駆け抜けていたことがまるで嘘のように、いつもの博多の風景に戻ります。

博多では追山が終わると梅雨が明け本格的な夏が来ると言われています。

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